【タモリ伝説】32年間生放送の司会を続ける男!伝説の弔辞!
22日に、来年3月いっぱいで32年間の歴史に幕を閉じることが公になったバラエティー番組『笑っていいとも』。
1982年の放送開始から現在まで、ずっと司会をつとめたタモリさんの伝説をまとめてみました。
★まずはタモリさんのプロフィールから
1945年8月22日福岡県生まれの68歳。本名は、『笑っていいとも!』のタイトルにもなっている森田一義さんです。
幼いころから変わった性格で、一日中坂道で人間観察を行っていたそうです。
小学校の頃、針金が右目に突き刺さり失明。
同じくこの頃から祖母の影響で料理に目覚めます。
福岡県立筑紫丘高等学校を卒業後、1年間の浪人の後、早稲田大学第二文学部に合格し上京。しかし、仕送りの学費を旅行にあてたことが原因で学費を払えなくなったため、学費未納で抹籍処分を受けます。
その後、福岡に帰郷し、朝日生命に入社。この頃に同僚だった一般女性・春子さんと結婚されています。春子さんは、現在タモリさんの個人事務所の社長をされているようです。
「30歳までは好きなことをやろう」と決めたタモリさんは、喫茶店の雇われマスターやボウリング場支配人を経て、とあることからピアニストの山下洋輔さんの目にとまり再び上京します。
またマンガ家の赤塚不二夫さんは、博多に帰すまいと自らの家に居候させるほど才能を買っていたそうです。
30歳で芸能界入り。2回目のテレビ出演は、なんと泣く子も黙る『徹子の部屋』!1回目のタモリさんのテレビ出演を見た黒柳徹子さんが、直々にオファーしたそうです。
その後、『オールナイトニッポン』で不動の人気を得ます。現在タモリさんが司会を務める、『森田一義アワー 笑っていいとも!』と『笑っていいとも!増刊号』(フジテレビ系)、『タモリ倶楽部』や『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)といったレギュラー番組は、25年以上続く長寿番組として、視聴者に親しまれています。
★タモリさんとウインナーコーヒー
喫茶店の雇われマスターだった時代、ウインナーコーヒー(泡立てた生クリームをたっぷりと浮かせたコーヒーのこと)を頼んだお客さんにウインナーとコーヒーを提供していたそうです。
同じく博多出身の武田鉄矢さんが若かりし頃、その喫茶店に「変わった店員がいる」との噂を聞き、その喫茶店に行き、コーヒーを注文した武田さんにタモリさんは「お前にコーヒーの味がわかるのか?」的なことを言ったそうです。
★原点は「密室芸」
タモリさんの原点でもある密室芸。
密室芸は読んで字の如く、「外で公開できない芸」のことです。赤塚さんや山下さんをはじめ仲間内で、4か国語麻雀や天皇陛下のものまね、全裸でのイグアナのまねなど、本当に外では公開できない芸を披露していたようです。
★あの言葉はタモリさんから!そしてタブーな有名人
1976年から1983年までラジオ番組『オールナイトニッポン』の水曜1部を担当。
番組内で「根暗(ネクラ)」という言葉を発案、流行します。
そして、当時流行っていたオフコースやアリス、さだまさしさんなどを様々な例えを交えながら酷評したことが原因で、オフコースのボーカルだった小田和正さんとは疎遠だそうです。一度いいとものテレフォンショッキングに出演しましたが、「気まずいね~」「あれ以来会ってないね」とタモリさんが言っています。
★NHKに怒られる!
タモリさんの『オールナイトニッポン』内で「NHKつぎはぎニュース」という、NHKのニュースの音源を使って勝手に面白くつぎはぎするコーナーがありました。
このコーナーはあっという間に人気に。投稿者のレベルがどんどん向上したことから話題が絶えなくなり、さすがにNHKから「面白いのですが、やめてください」とクレームが入って放送できなくなったそうです。
★テレフォンショッキングに一般人が乱入!
1983年、歌手の佳山明生さんがゲスト出演した放送で、佳山さんが登場する直前にまったく知らない一般人の男性がステージに突然乱入し、ゲスト席に。
タモリさんは当初、何がなんだか分からない感じでしたが、「君、どうしたの?何か話したい事あるの?」と冷静に彼に話し掛けていました。
しかし、異変を感じた観客がざわめきだし、スタッフが男を取り押さえることで事なきを得たそうです。
★白紙の弔辞
2008年、恩人である赤塚不二夫さんの葬儀で読んだ弔辞が白紙であったことが後日判明し、伝説となります。
約8分に及んで読み上げた巻物の中身は白紙で、すべてタモリさんのアドリブだったそうです。
「私もあなたの数多くの作品のひとつです」と最後に締めくくり、赤塚さんに対する感謝を伝えていました。
本当に白紙だったのかと疑うほど素晴らしいものでした。
★ご飯は14時で終了
タモリさんの夕ご飯は14時で終了だと、以前公言していました。
夜はおつまみなしでお酒を飲むだけだそうで、一緒におつまみを食べるから太ると断言。
朝は、和食中心のメニューで、少量のお米におかずを食べているそうです。
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★タモリさんの禁煙術
タモリさんは、1日60本以上吸っていたヘビースモーカー。
そんなタモリさんの禁煙方法とは、「タバコを吸いたいって欲望は15秒続かない」という人間の心理から。
タモリさん自身も人から聞いたそうですが、「吸いたいと思ったら15数えていた」そうです。
人間の中にある自己暗示だと思いますが、これもタバコを吸いたいという欲求は消えるというセルフコントロールなのでしょうね。
★タモリさんは「仙人のような人」
タモリさんは、まったくと言っていいほど怒ることがない「仙人のような人」だそうです。
タモリさんの付き人兼運転手を4年半務めた、お笑いタレントのイワイガワの岩井ジョニ男さんがテレビ番組で語っていました。
自分が寝坊してしまった際も、タモリさんは決して怒らず、迎えに行くから待っててと言って、自ら車を運転して迎えに来たそうです。
また、10本の古い“木”が 気に入って、伊豆のある土地を購入したタモリさんは、木を生かした設計で別荘を建たそう。
その別荘に笑福亭鶴瓶さんを招待することになったタモリさんは、「今度行くから木(の枝)を切っておいて」管理人さんに電話。
数日後別荘を訪れると、10本の木が、全て根元から切られていたのだそうです。
そんな時もタモリさんは、「切っちゃったもんは、しょうがない」「『木の“枝”を切って欲しい』とキチンと説明しない自分が悪かった」と怒らなかったそうです。
それを見た鶴瓶さんは「これは怒った方がエエやろ」と呆れていたそう。
しかし、ある時タモリさんが人前で激怒した件があったそうです。
番組の食事会が焼き肉店で開かれ、食事を楽しんでいたら、突如、タモリさんが「何やってるんだ!」と激怒。
見ると、タレントの森脇健児さんが、網の上にビッチリ隙間無く肉を並べ、「どんどん食え~」と大声をあげていたそう。
それを見たタモリさんは、おそらく肉の焼き方が許せず、激高したのではないかと言われています。
タモリさんの怒りは凄まじく、その場にいたスタッフ全員が凍り付いたそう。
肉の焼き方で怒るなんてタモリさんらしいですね。
★名言
タモリさんの名言をまとめてみました
「やる気のある者は去れ」
「『お仕事忙しそうですね』と言われると、面はゆいところもあるんですよ。好きなことやって稼いで申し訳ないと」
「異常なことを、なるべく普通のテンションでやるのがいいんだ」
「クエは絶対に刺身で食べたらダメなんだ。肉と皮の間にウマいゼラチンがあって、火を通して初めてウマくなるのよ。それを刺身で出すバカ料理人がいるんだよ」
「メイド喫茶には全く興味がないね。まず、喫茶店に興味がないんだ」
「地名というのは土地の記憶なんだから美しいとかいう理由で変えたらダメだよ」
「私、化粧は特殊メイクなんですよ」
「変態の99.9%は男だよ」
「『ユネスコ』と『ヨネスケ』は似てるよね」
「私のような有段者になると、酒を一滴も飲まずに泥酔状態になれるんだ」
「やっぱり近道はないよ。真ん中の王道が近道なんだよ」
「吉永小百合ちゃんのケツを噛んだっていう馬がいるんだけど、馬になりたいよね」
「前を向いて歩いてたって、つまんないよ。後ろを振り返ったほうが『あれが楽しかった』って楽しいよ」
「明日のことを語れるヤツはゴマンといるが、昨日までのことをキチっとやれるヤツはほとんどいないんだよ」
「サービス残尿」
「え?キミ、内田恭子に似てるって言われるの?岸田今日子じゃなくて?」
「一見、どうでもいい話題をじっくり掘り下げていくと、やっぱりどうでもいいんだよね」
「酒を飲むとなぜケツを出したくなるのか?っていう疑問が未だに解けないんだ」
「老婆は一日にしてならず」
「携帯電話を買ったんだけど、クルマに置いていて持ち歩かないんだ」
「オレはカラオケはやらないんだよ。フルコーラスを歌えるのは『君が代』ぐらい」
いいともの終了の発表後、何かと話題に上がっているタモリさん。
タモリ倶楽部のタモリさんは大好きでしたが、いいとものタモリさんはあまり・・・と思っていた人も多いのでは?
でも32年間平日はほぼ毎日新宿スタジオアルタに通っているタモリさんは、我々と同じサラリーマンなんでしょうね。
いいともがあるため、ロケで海外はおろか、国内旅行もほとんどできないそうで、『ブラタモリ』(NHK)などの番組もいいともにスケジュールを合わせて組むため、割と大変と報じられていました。
遅くとも11時すぎには新宿にいないとダメですからねwww
坂道、地図、鉄道、船、料理など…
まだまだタモリさんのネタはザックザック出てくると思います。いつかタモリさんに自伝でも出してもらいたいものですね。
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『ユネスコ』と『ヨネスケ』は似てるよね
最高だね!